「記憶喪失で推定年齢13歳で、人類最後の生き残りかも知れないわたし―でも平気。わたしには、みんながいるから。スパイク君やアンジェラさんやクレリックさんやリーブスさんやトリガー君がいるから。だから平気―」廃墟に家族同然のロボットたちと住む少女ハルカはある日、自分そっくりの女の子を見かける。―もしかして自分以外の人間が生きてたの? 大捜索の末、ようやく出会ったその女の子はイーヴァと名乗り、そしてその正体は…。
ハルカが30年のコールドスリープから目覚めると、戦争によって人類は絶滅していた。 長すぎるコールドスリープによって記憶を失い、一人ぼっちになってしまったハルカは5人のロボットと一緒に暮らす。 ある日ハルカとロボットと共に暮らしていたところにハルカそっくりのロボットが現れた。彼女の名前はイーヴァ。 友達が欲しいハルカはイーヴァと一緒に暮らすことを提案する。 しかしイーヴァは誰にも言えない秘密を抱えていた。 一方、記憶喪失のハルカの頭に浮かぶ「ひしゃまる」という名前。 そしてイーヴァの用心棒ルークもまた、それが何かはかわらないものの「ひしゃまる」という言葉を知っていた――。 彼女たちはいったい何者なのか? ロボットになりたかった人間と人間になりたかったロボットの物語。 全2巻。物足りなかったのでもう1冊だして補ってもよかったのになーと思ってみる。面白すぎてもっと読みたくなってしまった。
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